戦前の日本の体質 その他 2014年01月03日 私の尊敬する櫻井よしこさんが産経新聞のインタビューに答えています。とても印象的でしたので少しご紹介します。戦前の日本の印象が少しでも分かって頂けたら嬉しいです。もちろん、いい部分も悪い部分もあると思いますが公平に見ていただきたい。少なくとも第2次世界大戦が始まる前に日本は人種平等を訴えていたことは知っておいて欲しいと思います。これが本来の日本人が持つメンタルだと感じています。その中での櫻井よしこさんのお話です。「日本ってすごくいい国です。庶民を大御宝(オオミタカラ)とずっと呼んできたんです。大いなる宝、オオミタカラ。聖徳太子の時代は6~7世紀ですよね。あのときに十七条の憲法をつくったわけでしょ。それは統治をする人々、今で言うと政治家や官僚たちに向けた訓話ですけども、和らぎをもって尊しとなす、『和を以て尊しとなす』と。あまりにも有名ですよね。いさかうことをしてはいけませんと。けんか、対立は良くないですよと。上に立つ人ほど庶民より早く起きて働きなさい、庶民が休んでいるときも夜遅くまで働きなさいとか、賄賂はいけませんとかね。それから讒言に耳を傾けてはいけません、一人一人を公平に見てあげなさい、とかね。民のためを思って政治をしてもいさかいというものは常に起きる。大事なのはいさかいの起きたときに公正な裁判をしてあげることだと書いてあります。石が浮いて葉っぱが沈むような不公正な裁きはいけませんと」「第1次世界大戦が終わった後の世界秩序をどうつくっていくかという1919年のパリ会議で日本の全権代表が人種差別撤廃を国際連盟の基本の価値観に入れましょうと提案したことに世界中が驚きました。そして反対も強かった。アメリカのウィルソン大統領が『全会一致でなければこういうことは決められない』といって拒否するのです。日本は激しく抵抗しました。『今までは全て多数決だった。なぜこのことだけ全会一致なんだ』と。人種差別撤廃の提案は多数決では支持されていましたから、日本は粘ったのですが、一方的に却下された。そこで日本は『採決で可決されたということは議事録に残せ』といってそれは残っているんです」 「日本の歴史上、日本は庶民を大御宝として大事にしました、身分の高い低い金持ちか貧乏かに関係なくみんなが生きる価値がある社会をつくろうという考えがずっと日本の歴史に流れていた。それが第1次世界大戦の後、国際連盟をつくるときのわが国の人種差別撤廃の提言につながっていた」興味のある方は是非全文を読んでみてくださいm(_ _)mhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140102-00000525-san-pol PR